【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

三ノ宮駅から徒歩5分 ナチュラル心療内科クリニックのブログです。

冷静な自分の鍛え方

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

「冷静な自分」を鍛えるための方法の一つとして、今この瞬間に意識を向け観察するトレーニングをすることが効果的です。そこで、様々なリラクセーション法を利用してこのトレーニングをしていきます。例えば呼吸法です。ゆっくりと腹式呼吸をする時には、まず呼吸に意識を向け今の自分の呼吸の状態を観察します。

今この瞬間の身体の動きである呼吸を観察することで、意識を過去や未来から現在に引き戻すことができます。これを普段から練習することで、「不安な自分」が過去や未来に行きエネルギーを消耗してしまうのを防ぐことができるのです。その他にも、自律訓練法や瞑想法なども同じように効果があります。

太極拳や気功などの、呼吸を意識しながら身体をゆっくりと動かす方法も自分自身の身体の状態を観察することになり効果的です。このような方法を毎日繰り返し練習することで、次第に「冷静な自分」が大きく成長することになるのです。習い事と同じですので、毎日継続できる自分に合った方法を見つけて練習することが上手くいくコツです。

不安な自分の特徴(癖)

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

「不安な自分」というのは、現在のことではなく過去や未来のことを色々と思い悩む癖があります。また自分の価値判断基準が絶対的だと思い込み、「~に違いない」「~べきだ」「~ねばならない」などと物事の善し悪しを評価し決めつけてしまう傾向があります。実は、これらの癖を持っていることが、ストレスを感じる大きな原因となっているのです。

タイムマシーンでもなければ過去に戻ることも未来に行くこともできないにも関わらず、「不安な自分」は脳の中では今の自分にはどうすることもできない過去や未来のことについて考え、後悔したり思い悩んだりしています。現実には不可能なことを考えてしまうのでエネルギーをものすごく消費してしまうのです。

これを防ぐためには、「不安な自分」が考え事をしていることに気づき、今この瞬間の現実の世界に意識を戻すトレーニングが必要で、「冷静な自分」がその主役となります。「冷静な自分」というのは、物事を客観的に観察することができます。観察する対象は、今この瞬間に目の前で起こっている現実の出来事や、自分自身の心と身体の状態です。

不安な自分への対処法

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

「不安」「恐怖」「怒り」などは、本来動物としての人間にとって地球上で生きていくために必要な感情です。危険から身を守り、自分自身や家族や仲間達が生き延びていくことができるように、考えたり行動したりする上において重要な役割を果たしています。そのため、これらの感情を無くしたり直接コントロールしたりしようとしても難しいのです。

そこで前回にお話しした「冷静な自分」の出番がやってくるのです。「冷静な自分」を鍛えて大きくすることで、相対的に不安・怒り・恐怖という感情が小さくなっていきます。最終的にはゼロにはなりませんが、ほとんど気にならないくらいに小さくしたりコントロールしたりできるようにすることは可能です。

この「冷静な自分」を鍛えて大きくする方法として、『マインドフルネス』という瞑想法が役に立ちます。「今この瞬間瞬間の評価(価値判断)をしない気づき」を意味するマインドフルネスは、「冷静な自分」のトレーニングの方法としてとても効果的な考え方です。近年ストレスマネージメント法として、欧米を中心に世界的にも広がりつつあります。

不安な自分と冷静な自分

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

過去のトラウマ体験などで心に傷を負っている場合、一般的に問題となるのはまず「不安感」が挙げられます。そして、「恐怖感」と「怒り」もそれに加わってきます。主にこの3つの感情が絶えずこころの中で大きくなったり小さくなったり変化しています。この時、身体もいわゆる交感神経緊張状態になっていることが多いため回復が難しくなります。

このような時、こころの中は不安、恐怖、怒りなどの感情を感じている「不安な自分」がすべてというわけではありません。実は「冷静な自分」というもう一人の自分がいるのです。ただ、長年のストレス体験の中で小さくなってしまっています。この「冷静な自分」が、こころの傷の回復に重要な役割を果たすことになります。

この「不安な自分」と「冷静な自分」の2人の自分は、誰の心の中にもいて、その時々の状況に応じて変化しています。医学的には、「不安な自分」は大脳辺縁系の扁桃体が、「冷静な自分」は前頭前野がその働きを担っていると言われており、トラウマ体験を繰り返すことにより扁桃体の大きさが大きくなることが最近の研究でわかっています。

「心的外傷(トラウマ)ともう一人の自分」

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

PTSDなどの心的外傷体験による症状は、本来隠れていた過去のトラウマ体験を乗り越える時に使っていたプログラムが、何らかの切っ掛けでメインプログラムとして表だって働いてしまうことで起こっていると考えられます。その場合、心だけでなく自律神経の交感神経系過緊張状態に伴う身体のストレス反応も一緒にデータベースに記憶されています。

いったん受けたこころの傷の回復が大変なのは、身体のストレス反応がトラウマ情報として学習されてしまい固定化しているためです。この身体の緊張状態を改善することで、こころの傷もよりスムーズに回復していきます。心理臨床の世界でも、応用精神生理学や身体心理学といった領域が近年注目されています。

心と身体の様々な不調が続いている場合、今現在のストレスだけでなく、内在性解離により「もう一人の自分」が体験して記憶されている過去のトラウマによる自律神経系、内分泌系、免疫系のストレス反応の情報に、脳というスーパーコンピューターが間違って反応している場合が多いのではないかと考えています。

内在性解離

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

日常での社会生活を送っている限り、誰でも心の中では大なり小なり葛藤状況は起きています。健康な状態では「本当の自分」が中心となり、それぞれのストレスとなるような問題を解決していくことができるのですが、解離という手段で「もう一人の自分」にその解決を任せている限り、「本当の自分」はいつまでも自信が持てず表に出てくることができません。

この「解離」というストレス対処方法は、パソコンで何か問題を処理することに例えると、一つの基本プログラムを中心にして少しずつ改良しながらバージョンアップしていくのではなく、その都度新しいプログラムをインストールして解決しようとしているようなものなので、次第にパソコンの使える容量が減ってしまい対処できなくなってしまいます。

「内在性解離」の状態は、実際に画面上で確認しながら実行しているメインプログラムとは別に、複数の隠れたプログラムが見えない状態(潜在意識下)で働いているようなもので、バッテリーやメモリーがいつの間にか不足して、急に画面が暗くなったりスピードが遅くなったりフリーズしたりする原因となります。

もう一人の自分の存在

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

「本当の自分」が小さくなっているとき、日々の生活でのさまざまなストレスを誰が引き受けてくれているのでしょうか。子供の頃に「本当の自分」が耐えることができないぐらいの強いストレスを受けた場合、その状況を乗り切るために、もう一人の自分を無意識に創り出すと言われています。専門的には解離と言われ、生きていくための適応手段でもあります。

しかし解離状態となることで、「もう一人の自分」に辛いストレスを引き受けてもらうということを繰り返していると、いつまでも「本当の自分」がストレスを乗り切る力を身につけることができなくなってしまいます。その都度、新たに「もう一人の自分」を創り出すことで、それぞれの自分毎に心だけでなく身体もさまざまな症状を出すようになります。

日常生活に支障が出るぐらい病的な状態になってしまうと、いわゆる「解離性障害」や「解離性同一性障害」といった診断名がつき、精神科での専門的な治療が必要となります。一方で、表面には出てこないが潜在意識下に存在している何人もの「もう一人の自分」を説明するために、精神科医の小栗康平先生は『内在性解離』という概念を提唱されています。

ストレスと本当の自分

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

ストレスは、どうして起こるのでしょうか。自分らしい人生を何も悩まずに歩むことができれば、おそらくストレスはそれほどないでしょう。ところが現実にはそれが難しく、「本当の自分」は抑えて我慢しながら、周りの人の顔色をうかがいながら、嫌だけれども本来の自分とは違う道を歩かざるをえないことが多いわけです。

このような状況下では多くのエネルギーを消耗してしまいます。その結果、こころと身体にさまざまな影響を及ぼすのです。それではどのようにすればストレスが減るのでしょうか。一つは、「本当の自分はいったいどんな人生を歩みたいんだろうか?」と考えて今の生活を見直すことです。

病気や症状で休んでいる時は、「本当の自分は何を求めて、どこに向かって行きたいのか?」ということをじっくりと考えることができる時期でもあるわけです。その中で、忘れていた自分らしさを再発見することができるかもしれません。本当の自分、自分らしい自分を見つけることができれば、エネルギーを必要以上に消耗することもなくなるでしょう。

治療の目的

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

病気や症状のプラスの側面に注目すると、治療の考え方も変わってきます。従来は、症状や病気を改善したり治したりすることが治療の目的であり、そのために薬や手術などの西洋医学の専門家の手助けが必要と考えます。この場合、とりあえず症状が治まり日常生活ができれば良いということで、ずっと薬を飲み続けるということが治療ということになります。

しかし原因を放置したまま症状だけを消し去ってしまうということは、火災報知機が鳴っているのにうるさいからと火元をそのままにして報知器の電源を切るようなもので、そのままだと大火事になってしまいます。すなわち症状や病気の原因となっているストレスや生活習慣などの要因を解決しておくことが、根本的な原因治療となるのです。

このストレスや生活習慣は、実は自分自身で改善することができます。そのためには、自分自身でどのようなことをすれば良いのかがわかっていることが必要となります。それを教えてくれる学校としての医療の役割が大きいと考えており、私のクリニックでも、「習い事教室」や「学校」や「塾」のような感覚で皆様に通っていただいております。

自分自身で健康を回復できる力を身につける

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

今から約8年前の2009年から、当クリニックでは薬を使わず自分自身で健康を回復できる力を身につけるという一般的ではない特殊な治療を行ってきました。この方法は、薬物療法が中心となる国が認めている標準治療ではないため、保険診療ができず自費による自由診療になってしまいます。

そのため、保険診療に比べるとかなり高額な診療費となり、受診される皆様にとって経済的な負担が大きくなってしまい、せっかくの薬に頼らずに健康を回復できるこの素晴らしい方法を多くの皆様にお伝えできないというジレンマを感じておりました。この状況を少しでも改善することができればという思いで、この度1年ぶりにブログ『健康になる力』を再開することにいたしました。

これまでのブログでも書きましたが、現在の西洋医学における薬の役割はピンチヒッターに過ぎません。原因そのものを治す根本的な治療法ではないため、原因が解決しない限り継続して飲み続ける必要があります。しかし、人は自分自身で健康を回復・維持する「セルフヒーリング」力を持っており、その基本的な考え方や方法をこれからご紹介していきます。