【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

三ノ宮駅から徒歩5分 ナチュラル心療内科クリニックのブログです。

低血糖と自律神経

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エネルギーの材料として大切な糖は、血液により身体の全ての細胞に送り届けられています。その血液中の糖の量(血糖値)は、通常空腹時には約80~110mg/dlが適正値とされており、食事やストレスなどでその値が一時的に変化します。人の細胞は、血糖値がおおよそ100mg/dl前後で最適な働きをすることができるのです。

身体にとって必要な3大栄養素の中で、血糖値を上昇させるのは糖質(炭水化物)です。タンパク質や脂質はエネルギー源となりますが、血糖値はほとんど変化させません。この糖質による食後の高血糖と、その後のインスリン分泌による反応性の低血糖が自律神経のバランスを崩してしまいます。

低血糖状態になると細胞が働かなくなってしまうため、身体の中で血糖値を上げるホルモンが分泌されます。特に、副腎から出てくるアドレナリンやコーチゾルなどのストレスホルモンは、低血糖状態を防いでくれますが、同時に交感神経の過緊張状態も引き起こし、動悸や不安、息苦しさや冷汗といった症状の原因となります。

栄養療法という選択肢

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栄養が不足する食生活を毎日続けていると、細胞やエネルギーの再生が不十分となりストレスに対する抵抗力も落ちてしまいます。本来だったら十分頑張れるストレス環境だったとしても、脳も含めた身体機能が低下していることで乗り切ることが難しくなったりするのです。

薬物療法は、さまざまな要因の結果として起こっている脳の中の変化を改善することを目標とします。本来の原因となる要因は今の薬では解決できません。そのため、原因が改善されていない限り、薬を飲まなくなれば再発したり症状が悪化したりするわけです。

栄養不足が原因であれば、それを解決することが根本治療になるにもかかわらず、今の日本での保険診療での標準治療では、結果としての症状を薬でコントロールすることが中心となっているため、いつまでも薬を飲み続けなければならず、減薬や断薬といったことも難しくなってしまうのです。

細胞の材料は栄養素

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米国ではナチュロパシー(自然医学)という専門領域があり、健康と病気における栄養バランスを重視しています。身体の細胞は食べ物を材料としてつくられているわけですから、当然材料を変えてやると体質も変わるはずです。脳の細胞も当然その影響を受けます。

脳の働きに問題があるというのであれば、脳神経細胞の材料としての食べ物もその治療においては重要な鍵になってくるのです。ところが今の時代は、冷凍食品やインスタント食品などの加工食品が多く、食べてはいるけれど栄養の必要摂取量は昔に比べるとかなり減っていると言われています。

一般的に、「旬のものを丸ごと食べる」のが健康に良いとよく言われています。これは、旬のものは一番その食材の栄養価が高いということなのです。それを丸ごと食べることによって、できるだけ効率よく栄養の摂取ができるわけですが、加工食品は栄養のないものも含めて食品としているので、同じ100グラムを食べたとしても実際に栄養となる量は、すごく少ないわけです。

栄養障害と薬

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薬は、体内ではアルブミンというタンパク質により運ばれています。栄養障害でタンパク質が少ないために薬の効きが悪くなり薬の量が増えている場合は、まずは栄養状態を改善することが減薬の第一歩となります。また、糖質中心の食事による食後の高血糖とその後の低血糖といった血糖値の乱高下は、自律神経のバランスを崩すため減薬を困難にしてしまいます。

一般的に幸せホルモンと言われるセロトニンなど脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)の材料は、アミノ酸、ビタミンB6、ナイアシン、鉄、葉酸などの栄養素であり、これらが不足していると不安感や抑うつなどの症状の原因となってしまいます。その場合、食事内容を改善したり、必要であればサプリメントも併用したりすることで、症状改善や減薬・断薬が容易になります。

当クリニックでの薬に頼らない治療は、「思考」「行動」「栄養」の3つの要因を自分自身でコントロールできるようにしていく方法であるため、減薬・断薬プログラムとしても応用することができます。バイオフィードバック、呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法、誘導イメージ法などの行動療法、マインドフルネス認知行動療法、分子栄養療法、臨床アロマセラピーなど補完代替療法を併用しながら、無理のないペースで減薬・断薬していくことができます。

減薬・断薬のための準備

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脳の働きに影響する薬物の減量や中止は、できるだけゆっくりと薬がない状態に心身を慣らしていく必要があります。この場合、その時に起こる自律神経系、内分泌系、免疫系などの調整系システムの変化を、自分自身でセルフコントロールできるようにしておくことが重要なポイントとなります。

ベンゾジアゼピン離脱治療として有名な「アシュトンマニュアル」の中でも、行動療法や認知行動療法などの心理療法、アロマセラピーや瞑想などの補完代替療法、エアロビクスやウオーキングなどの運動療法を併用することで非常に優れた長期的効果が認められると記載されています。

これらは、自分自身で「思考」と「行動」を変えることができるようになることで、減薬・断薬による心身への負担を減らしてくれるとても良い方法です。また、「栄養」状態も症状の原因となったり、薬の効果に影響を与えたりします。この「思考」「行動」「栄養」の3つの側面からアプローチすることで、最終的に薬を減らしたり中止したりすることができるようになるのです。