【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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米国での漢方処方は鍼灸師の資格が必要

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医師はもともと近代西洋医学の教育しか受けてこなかったため、他の補完・代替医療などに対する知識もないので仕方ないのかもしれませんが、理解できないから不安になり、自らを脅かす存在として心理的バリアを作ってしまうのかもしれません。しかし統合医療を国家レベルで推進している米国では、西洋医学の医師が鍼灸の勉強もするようになってきています。

米国では日本と違って漢方薬を西洋医学の医師は処方しません。西洋医学しか勉強していない医師が東洋医学の漢方薬を処方するのは、どう考えても非合理的だし危険でもあるわけです。漢方薬を処方するためには、米国では東洋医学を勉強することができる鍼灸師の州の公的資格を取らなければなりません。

逆に米国の鍼灸師は、州によりますが鍼灸だけでなく漢方薬の勉強もして処方することができるのです。このような理由で、米国で漢方薬を処方する西洋医学の医師は鍼灸治療もできるのです。日本では最近ようやく医学部教育に漢方が取り入れらましたが、実際には東洋医学の知識が全くなくても、医師であれば誰でも漢方薬が処方できる日本とは大きく異なっているのです。

医療の定義

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これまで米国の補完代替医療についてご紹介してきましたが、日本とは異なり国民にとっての医療の選択肢が多く、そこから自分で選ぶことができます。保険制度も日本とは違い、オバマケアができるまでは民間の医療保険が中心で、保険適応となる治療法の中にはカイロプラクティックや鍼灸やバイオフィードバックなどの代替療法も含まれています。

医療問題についての議論が国会や医師会などで行われていますが、その場合の「医療の定義」が実は問題です。世界的には医療と言った場合、その国の伝統医学も含めた「医療多元主義」が主流であるにもかかわらず、日本では医療というのは近代西洋医学だけが唯一信頼できる医療だという「医療一元主義」を採用しているのです。そのため、医療改革が必要だと分かってはいても狭い範囲での議論になってしまい、良い解決策が見つからなくなってしまっているのではないでしょうか。

日本では、国家資格である鍼灸師や柔道整復師やあんまマッサージ師ですら「医業類似行為」と定義されており、医師が行う正統医療とは別次元で議論されてきました。そのため、一人の患者さんを中心に考えて、西洋医学以外の様々な療法の専門家とも連携するということをしてきませんでしたが、近年ようやく統合医療という新しい枠組みの中で、多職種による連携医療が試みられるようになってきました。