【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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近代西洋医学は対症療法の医学

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日本の保険診療で行われている近代西洋医学による標準治療は、英語ではアロパシー医学(allopathic medicine)と言われる対症療法の医学です。日本語では逆症療法と翻訳され、症状を押さえることが治療の目的となり、その方法として薬物・手術・放射線が中心となります。

すなわち、根本原因の治療は実はほとんど行われていないのです。このため、症状が改善しない限り薬物療法を継続したり手術を繰り返したりすることになります。精神科や心療内科で使われる抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などもアロパシー医学の治療法であるため、症状が改善しない限り長期間に渡り服用し続けることになり、副作用や依存性などの問題が出てきます。

薬は、本来身体の中には存在しない化学合成物質であるため、必要な時に必要な量だけピンチヒッターとして使用すること好ましく、その間に症状の原因を突き止めて改善していくことが本当の意味での治療となります。そのためには、症状の原因となる要因を自分自身で解決できるようにしていくことが重要となります。

ガイアメディスン

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地球を一つの生命体「ガイア」ととらえる考え方があります。人間の身体は、約60兆の細胞からできていると言われてきましたが、2013年に発表された論文では実際には約37兆2千億個だということです。地球上に存在している多くの生物、大地を構成している鉱物や水、そして地球を取り巻く大気など、地球にとっての細胞とでも言うべき全ての存在はお互いに密接に関係し合っています。

人の細胞の中で、周囲との調和を無視してひたすら増え続ける細胞があります。いわゆるがん細胞は、その代表的なものですが、誰でも毎日数千個はできていると言われています。しかし健康な状態では、身体の免疫細胞が働くことで、そのほとんどが身体から除去されてしまいます。

地球環境とのバランスを無視して、ひたすら増え続けている人間の存在も、地球から見るとがん細胞と同じようなものかもしれません。地球の免疫機能が働いて、人類が地球上から排除されてしまわないようにするためには、地球を健康な状態にしてくことも、これからの医療は考えていかなければならない時代になっているような気がいたします。そのための「ガイアメディスン」が、これからは必要とされることでしょう。

地球の健康

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人類も含めた全ての生物種は、これまでの長い時間軸スケールの中でのゆっくりとした変化ではなく、急激な変化を伴う文明環境への適応を余儀なくされています。自然環境との調和の中で生きることを忘れてしまった人類にとって、「今ここ」に意識を向けることの重要性は、人間の健康にとどまらず地球環境の健康回復にもつながっていくものと考えます。

マインドフルネスは、意識を本来の場所である「今ここ」に向けさせ、自分のこころと身体の繋がりを回復させるために非常に効果的な方法です。しかし、日常生活が自然環境からかけ離れた文明環境の中にある限り、五感を使って感じることができる現実世界より、仮想現実の世界を体験することが多くなってしまします。

人類が文明環境に適応するべく進化するには、まだまだ時間がかかるでしょう。今現在の私たちにできることは、自然環境のリズムの中に戻っていくことにより、本来の動物としての身体機能を回復することではないでしょうか。そのためにも、人間だけでなく地球環境も健康になる『ガイアメディスン』とでも言うべき新しい医療概念がこれから必要と考えております。