【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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身体は心を表現する

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人の姿勢や表情はその時々の心理状態を表しています。たとえば気持ちが落ち込んだり元気がない時は、背中を丸めてうなだれたションボリ姿勢になったり、表情も乏しいか眉間に皺を寄せた険しい感じになります。逆に元気で楽しい気分の時は姿勢も真っ直ぐで顔も正面を向いており表情も笑顔になります。これらは身体の姿勢に関わる筋肉や顔面の表情筋の働きですが、非言語的コミュニケーションにとって重要な役割を果たします。

何も話さなくても一目見るだけで、その人の心の状態が相手に伝わり社会的な関わりを持つことができるのは、これらの筋肉の働きのおかげなのです。筋肉は通常自分の意思でコントロールできる随意筋と、内臓のように自分の意思ではコントロールできない不随意筋があります。通常、日常生活で身体を動かしているのは随意筋といわれる筋肉の働きです。この筋肉は同時に無意識レベルでも働いているのです。

姿勢に関わる筋肉や表情筋は自分で意識的に動かすこともできますが、普段はその時々の心の状態が神経ネットワークを使って無意識下で筋肉に伝えられています。またその時の筋肉の状態は同時に脳にフィードバックされていますので、繰り返し同じ動きをすることによりそのパターンが脳のデータベースに記憶されます。スポーツ選手がトレーニングをするのも、まさにこの脳筋肉ネットワークを学習させていることになるのです。

身体が脳(心)を変える?

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言葉が脳に影響を与えるのと同様に、身体の姿勢や動きも脳に影響を及ぼします。通常は脳からの信号で筋肉を動かして姿勢を保持したり身体を動かしたりしているのですが、同時にその時々の筋肉の状態も脳にフィードバックされています。すなわち脳と筋肉は、一方向ではなくお互い影響を及ぼし合っているのです。このことは筋肉に限りません。腸や心臓などの内臓と脳の関係でも同様のことが起こっています。

例えば、脳腸相関という言葉があります。腸は「第2の脳」とも呼ばれる独自の神経ネットワークを持っており、脳からの指令がなくても独立して活動することができます。また腸ではホルモンや免疫細胞も作られており、腸内細菌の状態がそれらを通じて脳に影響を及ぼしてもいるため、「脳腸微生物相関」という言葉も最近使われています。このように腸の状態次第で、脳の働きが変化しているのです。

心臓にも、「心臓脳」と言えるような複雑な神経ネットワークの存在が研究で明らかになっており、最近では心臓神経学という新しい専門分野も確立されています。また腸と同様に心臓もホルモンを分泌しており、身体全体に影響を与えているのです。最新の研究では、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンといったカテコールアミンやオキシトシンも心臓で作られていることがわかっています。

職場の雰囲気と言葉の関係

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ネガティブな言葉が行き交う職場では、人間関係もギスギスして落ち着かないことが多いと思います。これは、耳から入ってくる言葉により脳のネガティブ思考のプログラムが起動してしまうからです。パワハラが何故問題になるかというと、相手が発するネガティブな言葉が、自分でその言葉を選択できない状況下で脳コンピューターに無理矢理入力されてしまうからです。

実際には言葉だけでなく、視覚情報としての相手の表情や動作なども脳のコンピューターに入力されるため、ネガティブ思考のプログラムがさらに強化されてしまいます。脳コンピューターにおけるWindows10のようなOS(オペレーティングシステム)には、身に危険が迫った時など環境の変化に自動的に最適化するための自律神経系・内分泌系・免疫系などのプログラムが組み込まれています。

いわゆるストレス反応と言われている心身の反応(心拍数や血圧の上昇、筋緊張、不安など)は、闘うか逃げるかといった緊急事態に対処できるよう身体と心の状態を最適化してくれます。逆にリラクセーション反応(心拍数や血圧の減少、筋弛緩、安心感など)は、消耗したエネルギーを再生し健康を回復・維持できるように最適化しており、そのプログラムを起動するスイッチが「ポジティブな言葉」なのです。職場での使う言葉を少しずつ変えていくことで「場」の雰囲気がガラっと変わってしまいます。ポジティブな言葉が中心の職場は気持がすごく楽であり、人間関係も良好で仕事の効率も上がることでしょう。

言葉の置き換えで気持ちをリセット

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「言葉」次第で、人は病気にもなれば健康にもなります。無関係な他人が話している言葉をたまたま聞くだけでも、脳のコンピューターは影響を受けます。すなわち自分にとってネガティブな言葉が耳というマイクからデータ情報として入力され、その結果ネガティブな思考や感情を引き起こすプログラムが起動されてしまうのです。そのプログラムはさらに自律神経系にも影響を与え、様々な身体症状も引き起こされてしまいます。

だから、自分とは関係ないとわかっていても聞いた瞬間にドキッとしたり嫌な気持ちになったりするのです。他人の言葉でネガティブな感情が起こるというのは、脳の中のネガティブ思考プログラムがその単語を聞いた瞬間に反応しているからなのです。そのまま放置しておくと、相手の言葉で起動したネガティブプログラムが脳の中で働き続けますので、その直後に必ず自分で書き換えるかリセットしておくことが大切です。

そのためには逆のポジティブな言葉を使うことになるのですが、普段から一人言練習して習慣化しておかないと使いこなすことができません。自分にとってリセット用のポジティブな言葉を普段からいくつか探しておいて練習しておくことで、他人から言われたネガティブな言葉の影響をできるだけ早く消し去っておきましょう。慣れてくれば、相手の言葉をポジティブな言葉に置き換える練習台にしてしまうこともできます。