治療の目的
natural-blog, · カテゴリー: 未分類病気や症状のプラスの側面に注目すると、治療の考え方も変わってきます。従来は、症状や病気を改善したり治したりすることが治療の目的であり、そのために薬や手術などの西洋医学の専門家の手助けが必要と考えます。この場合、とりあえず症状が治まり日常生活ができれば良いということで、ずっと薬を飲み続けるということが治療ということになります。
しかし原因を放置したまま症状だけを消し去ってしまうということは、火災報知機が鳴っているのにうるさいからと火元をそのままにして報知器の電源を切るようなもので、そのままだと大火事になってしまいます。すなわち症状や病気の原因となっているストレスや生活習慣などの要因を解決しておくことが、根本的な原因治療となるのです。
このストレスや生活習慣は、実は自分自身で改善することができます。そのためには、自分自身でどのようなことをすれば良いのかがわかっていることが必要となります。それを教えてくれる学校としての医療の役割が大きいと考えており、私のクリニックでも、「習い事教室」や「学校」や「塾」のような感覚で皆様に通っていただいております。