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手の温度とストレス

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自律神経のストレス反応の一つとして手の末梢皮膚温の低下があります。手の表面温度は、皮膚のすぐ下を流れている血液量で決まります。平滑筋でできている毛髪より細い毛細血管が網の目のように皮膚直下を流れており、十分にリラックスした副交感神経優位の状態では、この毛細血管は拡張し温かい血液が十分量流れているため、ほぼ体温と同じぐらいの手の温度となります。

一方、寒冷刺激やストレス状況下では交感神経系優位となり、皮膚末梢の毛細血管は収縮し血液量も減ります。そのため、手の温度も低く皮膚の色も赤みがなく白っぽくなってしまいます。これは、体表面の血液量を減らすことで体温を下げないようにしたり、闘うか逃げるかといったストレス状況下での外傷による出血を防ぐために、自律神経が自動的に調節していることによります。

寒冷刺激がないのに手が冷たくなっている状態は、自分自身ではストレスを全く感じていなくても身体がストレス反応を起こしているということになります。日頃から手の温度を測定して、どのような時に冷たくなっているのか、またはどのような時に温かいのかを知っておくことが、ストレスのセルフケアとして役立ちます。簡単な温度計や熱帯魚水槽の温度計、持続測定モード付き電子体温計などを使ってチェックしてみましょう。