【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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動かない動く物?

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生物学的に人間を分類すると、動物界・脊椎動物門・哺乳綱・霊長目・類人猿科・ヒト属(ホモサピエンス)となるそうです。何故このような分類を紹介したかと言うと、人間も動物の一種族に過ぎないということを強調したかったからです。動物は動く物と書きます。すなわち絶えず動き回って生きている生物であり、刻々と変化する地球環境に適応しながら毎日暮らしているわけです。

動物がじっと動かずにいる時は、休息を取ったり眠ったりしている時か病気の時ぐらいです。健康で休む必要がない時にもじっと同じ姿勢で固まっている動物は、地球上ではヒト属ぐらいではないでしょうか。人類の長い進化の歴史の中で、ここ数十年特にその傾向が強くなってきているようです。元々動物の身体は、動き回りながら環境に適応していくように進化してきました。

したがって、自律神経系/内分泌系/免疫系といった調整システムも身体を動かし続けていることを前提に機能しているわけです。ところが人間のライフスタイルは、近年動かない状態でいる時間が増えてきており、本来の動物としての機能が使われないまま退化しているような気がいたします。実際、毎日座っている時間が長くなるほど病気になり易く寿命も短くなるという“Sitting disease(座り病)”という概念も提唱されています。オーストラリアで行われた45歳以上の男女22万人の3年間の追跡調査で、座る時間が1日4時間未満の人達に比べて11時間以上座っている人は、死亡リスクが40%も高いという結果が出ています。