【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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栄養障害と薬

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薬は、体内ではアルブミンというタンパク質により運ばれています。栄養障害でタンパク質が少ないために薬の効きが悪くなり薬の量が増えている場合は、まずは栄養状態を改善することが減薬の第一歩となります。また、糖質中心の食事による食後の高血糖とその後の低血糖といった血糖値の乱高下は、自律神経のバランスを崩すため減薬を困難にしてしまいます。

一般的に幸せホルモンと言われるセロトニンなど脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)の材料は、アミノ酸、ビタミンB6、ナイアシン、鉄、葉酸などの栄養素であり、これらが不足していると不安感や抑うつなどの症状の原因となってしまいます。その場合、食事内容を改善したり、必要であればサプリメントも併用したりすることで、症状改善や減薬・断薬が容易になります。

当クリニックでの薬に頼らない治療は、「思考」「行動」「栄養」の3つの要因を自分自身でコントロールできるようにしていく方法であるため、減薬・断薬プログラムとしても応用することができます。バイオフィードバック、呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法、誘導イメージ法などの行動療法、マインドフルネス認知行動療法、分子栄養療法、臨床アロマセラピーなど補完代替療法を併用しながら、無理のないペースで減薬・断薬していくことができます。