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瞑想の研究

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1970年代には、TMの精神生理学的研究がハーバード大学やカリフォルニア大学で進められ、瞑想により心拍数、呼吸数、代謝率の低下などの様々な生理反応が確かめられました。その後、TMは神秘体験など宗教的側面が強かったため医療の世界の中に直接取り込まれることはありませんでした。

しかし、ハーバード大学のハーバート・ベンソン博士により「リラクセーション反応」というより一般化された心身のセルフコントロール技法として再構成され、その実際についても書籍として出版され日本語の訳本(星和書店:2001年)も出ています。

また、瞑想の精神生理学的研究を続けていく中で、オペラント条件付けなどの学習理論を基に、自らの生理反応を測定機器などの道具を使い自己制御する試みが行われ、バイオフィードバックという西洋科学的瞑想法とでも言うべき手法も広がっていきました。