一人言トレーニングで気分を変える
natural-blog, · カテゴリー: 未分類毎日同じ言葉を使い続けることで、脳はその言葉を学習します。例えば、学生時代に英単語を覚えるために繰り返し声に出したり書いたりしたことがあるかと思います。最初は全く意味を持たないアルファベットの羅列に過ぎなかった英単語が、繰り返しにより学習されたわけです。これと同じことで、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えて声に出したり心の中で繰り返したりすることで、自然に使えるようになります。
例えば、「しんどい」「疲れた」という言葉にはネガティブな感情が意味づけされていますが、何もその言葉を使って表現しなければならないという規則はなく、「よく頑張った」「一休み一休み」という言葉に置き換えてもいいわけです。他にも「できない」と「今はしない」、「難しいな」と「チャレンジだな」、「~ねばならない」と「~してみたい」、「~に違いない」と「~かもしれない」など、言葉を変えるだけで気分も変わってしまうのです。
このように、同じ状況でも言葉を変えてみるだけで感情や気分を変えることができます。この練習方法の良いところは、英単語を覚える時と同じように一人言トレーニングが可能ということです。日常の会話や考え事の中で変えようとすると大変ですが、普段歩きながらや一人でいる時に声に出したり心の中で繰り返したりすることで脳の言語中枢が自然に学習してくれるわけです。