【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

三ノ宮駅から徒歩5分 ナチュラル心療内科クリニックのブログです。

職場の雰囲気と言葉の関係

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ネガティブな言葉が行き交う職場では、人間関係もギスギスして落ち着かないことが多いと思います。これは、耳から入ってくる言葉により脳のネガティブ思考のプログラムが起動してしまうからです。パワハラが何故問題になるかというと、相手が発するネガティブな言葉が、自分でその言葉を選択できない状況下で脳コンピューターに無理矢理入力されてしまうからです。

実際には言葉だけでなく、視覚情報としての相手の表情や動作なども脳のコンピューターに入力されるため、ネガティブ思考のプログラムがさらに強化されてしまいます。脳コンピューターにおけるWindows10のようなOS(オペレーティングシステム)には、身に危険が迫った時など環境の変化に自動的に最適化するための自律神経系・内分泌系・免疫系などのプログラムが組み込まれています。

いわゆるストレス反応と言われている心身の反応(心拍数や血圧の上昇、筋緊張、不安など)は、闘うか逃げるかといった緊急事態に対処できるよう身体と心の状態を最適化してくれます。逆にリラクセーション反応(心拍数や血圧の減少、筋弛緩、安心感など)は、消耗したエネルギーを再生し健康を回復・維持できるように最適化しており、そのプログラムを起動するスイッチが「ポジティブな言葉」なのです。職場での使う言葉を少しずつ変えていくことで「場」の雰囲気がガラっと変わってしまいます。ポジティブな言葉が中心の職場は気持がすごく楽であり、人間関係も良好で仕事の効率も上がることでしょう。

言葉の置き換えで気持ちをリセット

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「言葉」次第で、人は病気にもなれば健康にもなります。無関係な他人が話している言葉をたまたま聞くだけでも、脳のコンピューターは影響を受けます。すなわち自分にとってネガティブな言葉が耳というマイクからデータ情報として入力され、その結果ネガティブな思考や感情を引き起こすプログラムが起動されてしまうのです。そのプログラムはさらに自律神経系にも影響を与え、様々な身体症状も引き起こされてしまいます。

だから、自分とは関係ないとわかっていても聞いた瞬間にドキッとしたり嫌な気持ちになったりするのです。他人の言葉でネガティブな感情が起こるというのは、脳の中のネガティブ思考プログラムがその単語を聞いた瞬間に反応しているからなのです。そのまま放置しておくと、相手の言葉で起動したネガティブプログラムが脳の中で働き続けますので、その直後に必ず自分で書き換えるかリセットしておくことが大切です。

そのためには逆のポジティブな言葉を使うことになるのですが、普段から一人言練習して習慣化しておかないと使いこなすことができません。自分にとってリセット用のポジティブな言葉を普段からいくつか探しておいて練習しておくことで、他人から言われたネガティブな言葉の影響をできるだけ早く消し去っておきましょう。慣れてくれば、相手の言葉をポジティブな言葉に置き換える練習台にしてしまうこともできます。

言葉が原因でうつになる

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言葉で実際に病気になってしまった患者さんの例をご紹介したいと思います。会社勤務の女性で、うつ病ということで精神科クリニックに数カ月間通院してお薬を飲まれていたのですが、一向に良くならないということで来院されました。その患者さんは、職場の隣の席に座っている同僚が、上司からパワハラ的な暴言や叱責をいつも受けているのを横で聞いていただけで、ご本人自身は上司との関係は問題なかったとのことでした。

上司の同僚への暴言が始まって半年ぐらい経った頃から、不眠や抑うつ気分、食欲不振などのうつ症状がみられるようになり、メンタルクリニックを受診しうつ病と診断されお薬を処方されたようです。多少症状がましになったような感じはあったようですが、出勤するとしんどくなるということが続き、やがて朝起きることもできなくなってしまいました。

その患者さんの場合、子供の頃に父親から暴言や暴力を受けていたとのことで、その時に学習された自律神経系などのストレス反応プログラムが、上司の暴言を聞き続けたことで再び起動したと考えられます。PTSDやトラウマ体験なども、脳のコンピューターが自分でも気づかないキーワードを入力された瞬間に、データベースに記録されている過去の体験や情動といった情報が自動的に引き出されてしまう現象と言えるでしょう。

言葉が現実を創り出す

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言葉が感情や思考に何故影響するのかというと、例えば感謝の気持ちがその時にはなくても、「ありがとう」という言葉を意識的に使うことで、その言葉に関係する脳神経細胞が働きます。同時に、この「ありがとう」という言葉を実際に使ったことがある過去の記憶情報にもアクセスしているので、脳の神経ネットワークの「ありがとう」に関連づけられた領域が活発に活動することになります。

「ありがとう」という言葉は、通常人間関係が上手くいっている時に使うので、その言葉を使うことで人間関係が上手くいっている時の脳の神経ネットワークが刺激されることになります。その結果、日常生活でも人間関係が良好な時の思考や行動を選択する機会が増えていくと考えられます。コンピューターのプログラム言語と同じように、脳の超スーパーコンピューターも「言葉」が思考や感情のプログラミングの最小基本単位となるのです。

逆に、ネガティブな感情を伴う単語をいつも使っていると、人間関係が上手くいかない時の思考や行動を選択している時に使っている脳の神経ネットワークの中にそれらの単語は含まれているので、現実的にも人間関係が上手くいかないことが増えていくのです。このように世の中の現実世界は、各自の言葉により意味づけられ創り出されているといっても過言ではないでしょう。

一人言トレーニングで気分を変える

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毎日同じ言葉を使い続けることで、脳はその言葉を学習します。例えば、学生時代に英単語を覚えるために繰り返し声に出したり書いたりしたことがあるかと思います。最初は全く意味を持たないアルファベットの羅列に過ぎなかった英単語が、繰り返しにより学習されたわけです。これと同じことで、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えて声に出したり心の中で繰り返したりすることで、自然に使えるようになります。

例えば、「しんどい」「疲れた」という言葉にはネガティブな感情が意味づけされていますが、何もその言葉を使って表現しなければならないという規則はなく、「よく頑張った」「一休み一休み」という言葉に置き換えてもいいわけです。他にも「できない」と「今はしない」、「難しいな」と「チャレンジだな」、「~ねばならない」と「~してみたい」、「~に違いない」と「~かもしれない」など、言葉を変えるだけで気分も変わってしまうのです。

このように、同じ状況でも言葉を変えてみるだけで感情や気分を変えることができます。この練習方法の良いところは、英単語を覚える時と同じように一人言トレーニングが可能ということです。日常の会話や考え事の中で変えようとすると大変ですが、普段歩きながらや一人でいる時に声に出したり心の中で繰り返したりすることで脳の言語中枢が自然に学習してくれるわけです。

ポジティブ思考になるためには

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考え方を変えようとするのは難しくても、言葉だけを変えるのであれば簡単にできます。普段自分自身が、人との会話や頭の中で考えたりする時に使っている言葉を一度チェックしてみましょう。ポジティブな感情を伴う言葉とネガティブな感情を伴う言葉のどちらの使用頻度が多いかで、普段の心の状態も変わってきます。無意識に使っていたりするので、自分では気付かないこともあるかもしれません。

そういう場合は、家族や友達など周りの人に自分がどのような言葉をよく使っているのか尋ねてみたり、スマホやICレコーダーなどで自分の会話を録音して後でチェックしてみたりすると良いでしょう。口癖のようにいつも使っている言葉は、子供の頃に家族や友達など周囲の人達から自然に取り込み自分の言葉になっていることが多く、その言葉を絶対に使わなければならないという決まりはありません。

もしネガティブな感情を伴う言葉の使用頻度の方が多い場合は、日常的にも感情がネガティブになり易く、思考も悲観的な考え方をしてしまうようになります。逆にポジティブな感情を伴う言葉の使用頻度が多ければ、日頃の感情もポジティブでいることができ、思考も楽観的な考え方になっていくことでしょう。このように、言葉を変えると感情が変わり、感情が変われば思考も変わっていくのです。

言葉が思考や感情を創る

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思考や感情は、使用する言葉(単語)により影響されます。これは、言葉には単なる辞書的な意味だけでなく、その言葉に関連づけられたイメージ・感情・体験なども一緒に脳のデータベースに記憶されているからです。例えば「学校」という単語の意味は、“一定の教育目的に従い、教師が児童・生徒・学生に計画的・組織的に教育を施す所”と辞書には書かれています。

しかし人間の脳のデータベースの辞書においては、各個人の体験により学校の具体的な外観のイメージや経験した出来事や様々な感情なども情報として記憶されているのです。従って、同じ「学校」という言葉を使って会話をしていても、ポジティブな感情や体験の記憶として定義づけされている人もいれば、ネガティブな感情や体験の記憶として定義づけされている人もいるわけです。

すなわちある言葉を使った瞬間に、その言葉に関連する感情やイメージも同時に体験していることになるのです。一般的に言われているプラス思考やマイナス思考は、物事の考え方というより普段無意識に使っている言葉の影響を強く受けているのではないかと私は考えております。もしそうであれば、自分の言葉を変えるだけで思考や感情も変えてしまうことができるということになります。

言葉の持つ意味

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脳というのは神経ネットワークからなる超スーパーコンピューターと言えます。最新のAiを使ったディープラーニングのスーパーコンピューターと同じように自ら学習を繰り返し進化していきます。脳においては、使えば使うだけ、その使っている神経ネットワークの結びつきが強くなり、使わないと結びつきは緩んでしまうということを繰り返しながら、その時々の状況に最適な神経ネットワーク(プログラム)に変化していくのです。

すなわち、ポジティブな考え方をずっと続けていると、そのための神経ネットワークの結びつきが学習されます。しかし、逆にネガティブな考え方をしていると、その神経回路が発達してしまうため、物事を良く考えようと思っても難しくなってしまいます。それではどうすればいいのでしょうか。その一つの方法として、普段無意識に使っている「言葉」を変えるというアプローチがあります。

例えば、昔小学校の国語の試験問題で「次の単語を使って文章を作りましょう」というのがあったかと思います。その問題で使用する単語として、「しんどい・疲れた・イヤだ」という文字が並んでいると、ポジティブな内容の文章はなかなかできません。自然とマイナスの文章になってしまいます。逆に、「ありがとう・愛してる・ラッキー」という単語が並んでいれば、プラスの文章ができることになります。

米国と日本の統合医療情報サイト

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米国の国立衛生研究所NIHにある国立補完・統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health: NCCIH)は年間130億円規模の予算で補完・代替医療の研究を進めているという話を以前したかと思います。詳細は米国政府の公式サイト(https://nccih.nih.gov/)がありますので、もしご興味がある方は英語ですがチェックされると良いかと思います。

日本語では、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイト(http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/)に一般向けと医療関係者向けの情報が紹介されていす。日本では医療として認められていない各種補完・代替医療についても海外の研究論文を中心に紹介されています。また上記の米国NCCIHや米国国立がん研究所NCIの補完・代替医療事務局のサイトからの一部抜粋した日本語訳も掲載されています。

これらの海外での研究内容には、宗教的な祈りや冥想、エネルギー医学としての中国の気功や日本のレイキ、米国でのセラピューティックタッチやヒーリングタッチの研究など、日本では医療の枠組みでの研究や議論が難しい療法も含まれています。元々科学とは不思議な現象を明らかにする方法論であり、それを実際に研究することで初めて効果の有無についての議論ができるということではないでしょうか。

今の医療が薬物療法中心の理由

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安全性と有効性が確認できればそれにこしたことはないのですが、そのためには研究してデータを揃える必要があります。特に国に保険適応がある標準治療として認めてもらうためには、膨大な研究費用と時間と労力がかかります。ここからは、医療とは別の経済や産業の世界が大きく影響してくることになります。

現時点では国の限られた研究予算以外では、製薬会社が圧倒的な資金と設備と人材を持っており、毎年多くの研究論文が書かれています。当然、薬についての研究データとしてのエビデンスはたくさん出てきます。そのため、国の認可を最も受けやすい治療法も薬物療法になってしまうのです。

今の医療が薬物療法中心な理由の一つが、医療産業の構造が製薬会社中心ということが大きな要因でしょう。経験医学として歴史のある各国の伝統医学については、インドのアーユルベーダ・ヨーガや中国医学のように、国家レベルで本格的な研究支援をしない限り、日本では標準治療と認可されるだけの研究論文を書くことができないような気がいたします。