【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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アブミ骨筋の筋トレ?によるセラピー

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表情豊かに抑揚のついた声で話している時、ニューロセプションは「安全」と判断し、社会交流神経系の顔面神経がアブミ骨筋を収縮させています。抑揚のある声は周波数帯がリズミカルに変化しているため、アブミ骨筋も緊張または弛緩状態で固まった状態にならず、顔面神経による微調整により柔軟に変化していると考えられます。その結果、雑音の中でも人の声を聞き分けることができるのです。

抑揚のある歌を歌ったり音楽を聴いたりすることは、心理的な要因だけでなくアブミ骨筋のストレッチやマッサージのような効果もあると思われます。その結果、高い周波数帯である人の声が聴き取りやすくなり、人とのコミュニケーションが良好になったり、聴覚過敏状態が改善したりすることも起こりうるのではないでしょうか。音楽療法も、このようなことが効果の一要因として影響しているのかもしれません。

ポージェス博士は、この聴覚刺激を使った独自の治療法であるリスニング・プロジェクト・プロトコル(LPP)(現在はセーフ・アンド・サウンド・プロトコル(SSP)と呼ばれている)を開発しています。この方法は、コンピュータで大きく抑揚をつけた歌声が含まれる音楽を繰り返し聴かせることで、アブミ骨筋の調節機能を活発化させ聴覚過敏を改善したり、腹側迷走神経を刺激し社会交流神経系を回復させたりすることを目標としています。