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共感とは互いの心電図と脳波の同期現象?

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心臓の拍動時に生じる微小電流により生じた生体磁場は、超伝導量子干渉素子(SQUID)を用いた磁気センサーで心磁図として身体に触れることなく検出することができます。このことから、心臓の活動は電磁場として他人にも影響を及ぼしうるのではないかという仮説を立てることができます。この仮説を検証するための興味深い研究が米国のHeartMath研究所で行われています。

1メートル50センチ離れて、向かい合って座った2名の被験者の脳波と心電図を同時に測定しながら、感謝や思いやりや愛といったポジティブな感情を二人に思い浮かべてもらうという実験を実施したところ、より安定した一貫性のあるコヒーレントな心拍変動の人の脳波は、もう一人の心電図に同期したパターンに変化したということです。逆に心拍変動が不安定な人の脳波は、相手の心電図に同期することはありませんでした。

心臓の拍動が作り出す磁場の強さは脳が作り出す磁場の約五千倍と言われており、その磁場が自分だけでなく他人の脳の磁場にも影響を与えているのかもしれません。この他人の心拍による電磁場の変化を自分の脳が捉えるためには、自分自身の安定した心拍変動による自分の脳波の安定化が必要で、その結果、相手の心拍変動の状態に自分の脳波が同期して「共感」という現象が起こるのではないかとこの論文では考察しています。