【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

JR新大阪駅東口から徒歩3分 ナチュラル心療内科のブログです。

昼休みの効能

natural-blog, · カテゴリー: 未分類

昼休みは食事をするためだけの時間ではありません。コンビニで買ってきたおにぎりやパンで簡単に済ませてしまったり、食べながら仕事を続けたりすると、午前中のストレスや緊張をそのまま午後まで引きずってしまいます。また、午前中に消耗したエネルギーが再生回復していないため、午後からの仕事の効率が下がり、終業後も疲れが一気に出てきて何もする気が起こらなくなったりしてしまいます。

ゆっくりとよく味わいながら食事をすると、唾液を分泌し胃腸の働きを活発にする副交感神経が働くことでエネルギーが再生されます。昼休みは、午前中のエネルギーを消耗する交感神経優位の状態から、エネルギーを再生する副交感神経優位に切り替える絶好のチャンスでもあります。五感を使いゆったりとした気分で食事に集中するマインドフルな食べ方をすることで、午後からの仕事に必要なエネルギーが充電できるのです。

食後も直ぐに仕事を開始するのではなく、少し散歩したり軽い運動をしたりして気分転換してから始めるといいでしょう。特に長時間座りっぱなしのデスクワークの後は、積極的に身体を動かすことで交感神経の過緊張状態をリセットすることができます。動物としての人間にとって、身体を動かしている方がより自然であり、じっと座りっぱなしの状態は、それだけでストレスがかかっていることになるのです。