“病は気から”とノーシーボ効果
natural-blog, · カテゴリー: 未分類ノーシーボ効果(反偽薬効果)という言葉があります。これは、偽薬であるにも関わらず副作用があると信じ込むことで実際に副作用が認められたり、本物の薬では副作用が増強されたり、この薬は効かないと思い込むことで薬の効果がなくなってしまったりすることを示しています。
このことは、病気の発症や経過は心の状態の影響を受けているということを意味しています。解剖生理学的にも、意識の場である「脳」は神経系・内分泌系・免疫系のネットワークにより身体と繋がっており、ストレスで病気になったりするということが多くの研究によりすでに証明されています。
病気が長引く場合、健康だった頃の身体感覚や心の状態を思い出せなくなってしまっていることも多く、もう治らないと思い込んだり、繰り返し体験してきた治療の副作用による症状への不安感が強くなったりすることが、ノーシーボ効果として影響している可能性もあるのではないでしょうか。