対症療法と原因治療
natural-blog, · カテゴリー: 未分類本来であれば、原因を解決することが根本治療になるのですが、一般的な病院では薬で症状を抑えるだけの治療が中心となります。例えば、頭痛の原因が長時間の同じ姿勢によるパソコン作業であれば、人間工学的な観点から、症状が起こらない姿勢での作業方法を指導する必要があります。
しかし現実的には、どうような姿勢で長時間作業をすることで身体のどの部分の筋緊張が過剰になり、その結果今の症状が起こっているということを説明し、その対策として何をすれば良いのかといった具体的な方法を教えるといったことは行われず、単に鎮痛剤・筋弛緩剤・抗不安剤・抗うつ剤などの薬が処方されます。
何度も繰り返しますが、今の薬物療法中心の医学は、原因治療ではなく結果としての症状を緩和したり取り除いたりという対症療法が中心の医学です。最終的な治癒はほとんど本人まかせであり、原因となっている「行動」「思考」「栄養」などが改善されるまで、症状は続くことになるのです。