【薬に頼らない治療】ナチュラル心療内科のブログ

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うつ状態での薬の役割

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前回のようなオーバーヒート状態になった場合どうすればいいのでしょうか。 車の場合であれば、まず停車してエンジンを冷やしオイルを補充します。人間の場合も同じです。まず仕事を休んだりストレス環境から離れたりして十分休息することが大切です。それから一般的には、お薬を使った治療が行われます。

今行われている薬物療法の一つに抗不安薬(いわゆる安定剤)があります。この薬は交感神経の緊張状態を和らげることで休息を促してくれます。必要以上にアクセルを踏み込んでエンジンをふかしたり、車が止まっているにもかかわらずエンジンがアイドリング状態で回っていたりするとエネルギーをどんどん消耗してしまいます。抗不安薬はそのような状態を改善してくれます。

もうひとつの代表的な薬として抗うつ薬があります。この薬の役割は、エンジンオイルを補給することで人間にとって脳というエンジンがまた回り始めることができるようにしてくれます。ただ、車の場合と違ってそれぞれのエンジンにぴったりと合ったオイルの種類と量を上手く選択しないと、副作用というエンジンの不調を起こしてしまいます。